赤ちゃんの肌はデリケートなので、身につける衣服や毛布などの布製品を清潔にする必要があります。そのため、「水通し」という作業を行いますが、初めての方にはわからないことも多いです。そこでこの記事では、水通しとはどのようなものなのか、いつ頃行うのが適切か、正しい水通しのやり方についても解説します。

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水通しとは

水通しとは、赤ちゃんの服や毛布などの布製品を、使う前に一度洗うことです。赤ちゃんの肌はデリケートなので、購入後すぐの服を着用すると、荒れるなどのトラブルになる恐れがあります。そのため、赤ちゃんに使う前に洗う作業が必要です。

水通しの目的

水通しの目的は、以下の2つです。

• 有害物質を落とす
• 吸水性を上げる

それぞれ詳しく解説していきます。

有害物質を落とす

衣類には、ホルムアルデヒドという有害物質が含まれていることがあります。この物質は、デリケートな赤ちゃんの肌に触れると、皮膚の炎症を起こす可能性があるので、洗い落とすことが必要です。また、赤ちゃん用の衣類は、ホルムアルデヒドが含まれないよう厳しい規制がありますが、お店や購入後に他の衣類から移ってしまうこともあるので、赤ちゃんに使う布製品は全て水通ししましょう。

吸水性を上げる

新品のタオルや衣類には糊（のり）がついているため、吸水性が良くないです。赤ちゃんはたくさん汗をかくので、吸水性の悪い衣服は、あせもやかぶれを引き起こしやすくなります。そのため、水通しで糊を落として吸水性を上げ、汗を吸いやすくすることが大切です。

水通しを行う時期

水通しを行う時期を、以下の2つより解説します。

• 始める時期
• 終わる時期

それぞれ詳しく解説していきます。

始める時期

水通しを始めるのは、妊婦さんの体調が安定している妊娠8・9ヶ月目頃が最適です。これより後では、出産予定日に近く、陣痛が始まる可能性もあるので、安定期に入り次第早めに済ませてしまいましょう。また、水通しは部屋干しよりも天日干しの方が雑菌が繁殖しにくいので、天気の良い日を選ぶといいです。

終わる時期

水通しが終わる時期に明確な決まりはありませんが、大体子どもが2〜3歳頃になると止める人が多いです。その頃には、皮膚のバリア機能が大人に近くなるため、水通しを辞めても肌トラブルを起こす可能性が低くなります。ですが、大人になってからも続けている人はいるので、お子さんの肌や体調を見て判断すると良いでしょう。

正しい水通しのやり方

正しい水通しの手順は、以下の通りです。

1. 赤ちゃん用洗濯洗剤を用意する
2. 洗濯機を清潔にする
3. 手洗い・ソフトコースで洗う
4. 早めに干す

それぞれ詳しく解説していきます。

赤ちゃん用洗濯洗剤を用意する

まず、赤ちゃん用洗濯洗剤を用意しましょう。普通の洗剤には、肌の負担になりやすい合成界面活性剤が多く含まれています。赤ちゃんの肌には刺激が強いので、専用の洗濯洗剤を用意することが大切です。また、水洗いのみでも洗濯できますが、すすぎの際に汚れが再付着する可能性があるので、洗剤を使うのが望ましいです。

洗濯機を清潔にする

使用する洗濯機は清潔にしておきましょう。洗濯槽はカビや雑菌が多く、そのままでは衣類にも付着する恐れがあるので、あらかじめ綺麗にしておくことが大切です。

手洗い・ソフトコースで洗う

型崩れを防ぐために、ソフトコースなどで洗濯するのが最適です。また、デリケートな生地の衣類には、洗濯機で洗えないものもあります。洗濯表示をよく確認して、それに応じて手洗いするなどしましょう。

早めに干す

洗い終わったら、なるべく早めに乾かします。濡れたままの衣類は雑菌が繁殖しやすく、匂いの原因にもなるので、すぐに干すことが大切です。また、天日干しが理想ですが、部屋干ししか出来ない場合は、間隔を空けて干す、扇風機をあてて乾かすなど生乾きにならないよう工夫しましょう。

適切な方法で行い赤ちゃんの肌を守りましょう

赤ちゃんの肌はデリケートなので、水通しして衣類を清潔にすることが大切です。水通しの際は、雑菌や汚れがつかないよう、洗濯機を綺麗にするなど清潔な環境で行う必要があります。適切な方法で水通しを行い、赤ちゃんの肌を守りましょう。

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