赤ちゃんを産んでから、産前よりも足がむくみやすくなった…とお悩みではありませんか？産後によくある症状とは分かっていても、不快感がありますし、いつまで続くのか心配になってしまいますよね。そこで今回は、足がむくみやすくなる原因や、手軽に取り入れられるむくみの解消方法をご紹介します。気になる方は、ぜひ最後までお読みください。

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産後に足がむくむ理由

まずは、産後に足がむくみやすい理由を解説します。

身体の水分量が変動するため

出産することにより、体内の水分量が大きく変化します。子供を産んだ時に、これまで赤ちゃんを守っていた羊水が排出されて、体内の水分量が一気に減少するためです。体内の水分量を保とうと、体は水分を溜め込もうとしますが、水分の排出がスムーズでない場合は顔や足などに水分が溜まって、むくみになってしまいます。

下肢筋力の低下

下肢は重力の影響を受けるため、妊娠中や産後以外もむくみやすい傾向があります。下肢に流れた血液を、重力に逆らって心臓へ戻すためには、ふくらはぎの筋肉収縮の動きが必要です。しかし、妊娠中や産後は運動量が減るため、ふくらはぎの筋力が低下しています。そのため、下半身の静脈血が滞りやすくなってしまい、足のむくみにつながるのです。

ホルモンバランスが乱れている

ホルモンバランスが変化すると、むくみが起きやすくなってしまいます。妊娠中は、妊娠維持のために、女性ホルモンがたくさん分泌されますが、出産をきっかけにホルモン量が著しく減少します。この急激なホルモン量の変化によって血行が悪くなり、むくみやすくなっているのかもしれません。

産後の足のむくみはいつまで？

産後の足のむくみは、体質や生活習慣の違いによって異なりますが、3ヶ月以内に改善することがほとんどです。赤ちゃんが家に来てからの生活習慣や身体の変化に慣れていくことで、徐々に治っていくでしょう。むくみが長く続いたり、他にも体調の変化を感じたりする場合には、他の原因が隠れている可能性があるため、病院受診をおすすめします。

産後の足のむくみを解消する方法5選

ここでは、産後の足のむくみを手軽にセルフケアできる方法をご紹介します。

足を温める

足を温めて、血流改善を図る方法もむくみ解消に効果的です。40℃前後のお湯を張って足湯をすれば、副交感神経が優位になりリラックス効果を得られます。身体の緊張がほぐれることで血流が改善され、むくみも緩和されるでしょう。

軽い運動を取り入れる

産後1ヵ月ほどは、身体を回復させるためにもゆっくりと休むことが大事ですが、その後は体調を見ながら徐々に体を動かしていきましょう。家の中でストレッチを行って体をほぐしたり、赤ちゃんを連れて近所を軽く散歩したりするだけでも効果的です。

足のマッサージを行う

足首側から膝の方に向けて、ふくらはぎを適度に押しながら引き上げていきましょう。本格的に長時間を行う必要はなく、軽いマッサージをこまめに行うことで下肢の血流が徐々に改善されます。育児や家事の隙間時間にマッサージを行うことを、習慣化してみてください。

足を高くして横になる

血流は重力の影響を受けやすいため、横になる際には座布団やクッションなどを活用して足を上げましょう。育児中はゆっくりする時間も少ないですが、上手く時間を見つけて体を休めてみてください。

着圧ソックスを履く

手軽に足のむくみを解消できるアイテムとして、着圧ソックスが挙げられます。着圧ソックスは、ふくらはぎを圧迫することによって、下肢に溜まった血液や水分を押し上げてくれる仕組みです。むくみが気になって病院を受診した場合、医療用着圧ソックスが処方されるケースもあるでしょう。

産後の足のむくみを自分でケアしよう

この記事では、産後に足がむくむ原因や簡単に取り入れられる、むくみ解消方法を紹介しました。足のむくみが続く期間や症状の重さは人それぞれですが、勝手が悪く辛いものです。今回ご紹介した足のむくみ解消方法は、育児中のママでも短い時間で取り入れられる手軽なものばかりです。ぜひお試しください。

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